「警察から呼び出しを受けました。逮捕されてしまうのでしょうか？」
といったご相談を受けるケースがよくあります。
警察から突然呼び出しを受けたら、多くの方が大きなプレッシャーを感じるでしょう。
ただし呼び出されたからといって必ず逮捕されるわけではありません。
今回は警察に呼び出されたときによくある理由や対処方法をお伝えしますので、出頭を要請されてお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
1.参考人としての呼び出しの場合
警察に呼び出されるパターンとして、参考人として呼び出される場合と被疑者として呼び出される場合があります。
参考人の場合、犯罪行為を疑われているわけではないので、逮捕される可能性は極めて低いといえます。
参考人として呼び出されているとわかっているなら、おそれずに出頭して知っていることを話すとよいでしょう。
2．被疑者としての呼び出しの場合
被疑者として疑われている場合にも呼び出しを受けるケースがよくあります。この場合、基本的には任意出頭なので呼び出しに応じなくても違法ではありません。
ただし任意の出頭要請を拒否し続けていると「逃亡のおそれがある」と判断されて逮捕につながる可能性もあります。
被疑者として呼び出しを受けている場合には、無視せず出頭する方がよいと考えます。ただし日時については警察の言う通りにしなければならないわけではありません。都合が悪ければ直近で都合の良い日に変えてもらうよう、担当警察官へ伝えてみてください。
3.出頭しても逮捕されるとは限らない
「被疑者として出頭すると、逮捕されるのではないか？」と心配される方が多数います。
結論的には出頭したからといって逮捕されるとは限りません。むしろ「逃亡のおそれはない」と判断されて在宅事件になる可能性もあります。
ただし絶対ではなく逮捕されるケースもあるので、それなりの準備は整えておいた方がよいでしょう。
4.不安があれば弁護士へ相談を
警察から呼び出しを受けたとき、自分では参考人なのか被疑者なのかわからない方もおられます。逮捕されるかどうか不安で、警察へ折り返しの連絡を入れられない方もいるでしょう。
そんなときには弁護士までご相談ください。
状況に応じて対処方法をお伝えしますし、場合によっては刑事弁護活動もいたします。
身に覚えがない場合にも放置していると逮捕されて不利益を受けるおそれがありますので、できるだけ早く弁護士へ相談すべきです。一番良くないのは放置して無視することです。
当弁護団では刑事弁護に力を入れていて経験豊富な弁護士が対応しますので、ご安心してご連絡いただけましたら幸いです。
