SNS、インターネット上でのトラブルについて

SNSやネット掲示板などのネットサイトでは、多くの法的トラブルが発生します。

この記事では典型的なインターネット上でのトラブルについて、弁護士が解説します。

1.名誉毀損や侮辱

ネット上では名誉毀損や侮辱罪などの名誉を害する犯罪が行われるケースが非常に多くなっています。ほとんどのサイトでは匿名で投稿できるので、リアルでは言えないようなことも平気で書いてしまう人が多いのです。

しかし対象者の名誉を傷つける投稿をすると、名誉毀損罪や侮辱罪が成立します。

特に最近、侮辱罪の法定刑が引き上げられて懲役刑や禁固刑も導入されたので、軽く考えてはなりません。

2.児童買春

ネット上では出会い系サイトやアプリなどを介して児童買春罪が成立するケースも多々あります。児童買春罪は、18歳未満の児童に金品を渡して性行為や性交類似行為をしたときに成立する犯罪です。

児童買春には厳罰が適用される傾向があり、初犯でも実刑となってしまう可能性が十分にあります。児童ポルノ製造罪などが同時に成立してしまうケースも少なくありません。

本人が「バレないだろう」と考えていても、児童本人が罪悪感から親や彼氏に告白してしまったりして援助交際の相手が発覚するケースも少なくありません。

児童買春罪で逮捕されたら、すぐに被害者との示談交渉を開始すべきです。時期が遅れるとその分不利益も大きくなるので、早めに刑事弁護に強い弁護士へ接見を依頼しましょう。

3.青少年保護育成条例違反

18歳未満の青少年に金品を渡さずに性行為や性交類似行為をした場合にも犯罪が成立します。この場合に問題となるのが青少年保護育成条例です。青少年に対する「淫行」を禁止するので淫行条例ともよばれます。

淫行条例は、青少年の側の同意がある場合でも成立するので、「同意を得ているから大丈夫」などと安心してはなりません。

「バレないだろう」と思っていても、被害者が申告したりスマホの履歴から発覚したりするケースがよくあります。

淫行条例違反で逮捕されたときにも弁護士に依頼して示談すべきであり、悪質ではない事情を積極的に主張する必要もあります。

困ったときには刑事弁護やわいせつ犯罪に詳しい弁護士へ相談しましょう。

当弁護団では、ネット犯罪対策に力を入れて取り組んでいます。名誉毀損罪や侮辱罪で逮捕された場合や児童買春、児童ポルノ、淫行条例違反などのネット犯罪で逮捕された場合、早めの対応が鍵となります。お困りの方はお早めにご相談ください。

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